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今年に入ってから、迫りくる職場の仕事のプレッシャーと戦い、同僚の淑女のお歴々のおかげでほとんど女性不信になりかけ(女性不振は今も昔もだから低位安定なのだが)、やりかけのネトゲ、ヒーローズインザスカイはレベルが激上がらんでクソーな感じ、こんなムチャクチャな環境で常にも増して脱ストーリーの、文章感覚だけが先鋭化された作品をコッソリ書くわけで、そろっと神経衰弱になりそうで結構しぶとい自分に少々感心。っていうか、休みをくれ。
そんなわけで、遊びも血眼な中でで癒しであり、ストーリー欠落の補完であったのが、ようやくゲットした英雄伝説the 3rdだったわけである。 まあこの作品、FC、SCに比べるとオマケ的な位置づけで、中身もその分拡散している。拙みたいなお話つくり係からすると、展開の過半はまあ中途で見えてしまっているところもあるのだが、しかし良かったですよ。 個人的にワタシャ、リースちゃんのようなキャラ造形は好きです。無論このままだとあまりに薄すぎるんだけどね。 それにしてもファルコムは流石ファルコムなんであって、他社のRPGはこと(ゲームとして表現し制御しうる)ストーリー造形の点においては、悪いけれど比較の対象にもならない。DQやFFがRPGの王道なんて言われてしまうけれど、英雄伝説シリーズに感じるドキドキ感やこっそり泣きそうになった感動というのは、こういうメジャータイトルに一度も感じたことはないのだ。 さて、RPGの本道は、悪を挫いて善を招来させるという基本構造にある。 これは、悪とは倒さねばならぬものであり、善とは守り、また称えねばならないものだと疑いなく信じれば、これほど簡単で単純な図式はないのだが、しかし悪とは何で、善とは何であろうか。 子供にはこの二元論的な、各々の概念があいまいであり対立校として存在することにより明示されている関係性で十分であり、それ以上を容認させることは困難なのだが、しかし現実に生きている僕らはこの世のどこにもそんなに単純な悪であり善が転がっていないことを思い知らされて生きている。しかし一方で僕らは、徹頭徹尾カオスの中で生存していくほど強くもないし臨機応変でもなく、状況変動する中自分自身を変えずに貫徹できるほど確信を持って生きていない。自分が信じるべき善とは何で、自分が否定すべき悪とは何なのか。小説を書くのだって、その問いに対する回答を作品に投影しようと思っても、そう容易くは答えは出てこない。 僕は、場末のアマの物書きではあるけれど、心から何か自分の信じることを宿そうとして、それを宿すことができない気分を僕なりにわきまえてもいる。だから僕は、ガキンチョが善と悪をあっけなく信奉しているのに何のシンパシーもないし、侮蔑しか感じない。また、それウィ上のことを業と考えないようにして思考停止しながら、形骸としての作品を作る人間に対しても、同様にしか思わないのだ。 答えなんて簡単に見つかるわけはないし、絶対に手にできないかもしれない。でも僕は、その答えに至ろうとするあがきを見たいのだ。乱れる鼓動を感じていたいのだ。 空の軌跡シリーズで一貫して展開されるのは、一概に片付かない悪や、一概に片づけてはならない弱さだ。それらは揺らめくように流れ、呻きながらもそれぞれの回答に向かっていく。その意味で、シリーズのヒロインであるエステル・ブライトの、いかにもお約束的なキャラクター造形はここまで来る必然に至るのだ。太陽の娘なんてのは実に気分のいい言いっぷりで、同時にその暖かさに志を僕は見る。そこには一様の、見向きもしたくないような類型の帰結はない。ひとつひとつの苦しさや翳りを、ひとつひとつしっかりと受け止めた厚みがある。その厚みは伊達ではないと思うのだ。だからこそ、RPGやゲームのみならず、小説表現にしても、凡庸を回避してケレンに走る薄っぺらさに時々我慢ならなくもなる。 the 3rdのラストは、正直どうかとも思ったけれど、そこに至るまでのケビンとリースの葛藤は、凡庸だけれども必然があってついのめり込んだ。煉獄からファイナルバトルまで、本当に良かったです。
FFの最新作はスクエニの戦略なんだろうけどイヤというほどコンビニで見かける。が、解体とは思わないしプレイしたいとも思わないのだね。300円くらいだったらやってもいいと思う。ゲームというのは僕にとっては、かつてはまぎれもなくワクワク感に誘ってくれるものだったけれども、最近とんとそんな感動をゲームに対して感じない。FFのデモ画像を見てそのクオリティの高さに感心し、サウンドの高尚さに驚きながらも、それでもなのだ。まあFFなんてもう十年近くもプレイしていないわけだから批判もへったくれもないのだけれど、その前から兆候のあったゲームというよりドラマティックゲームという部分が強化されたであろうことに、納得行ってないのだ。
例えば映画というものが、知名度の高い役者、巨額の制作費、高度な映像、完璧な音楽性、そういう様々な要素において超一流であり、そういったもののつぎはぎで超大作ができるかといわれると、そうじゃないんじゃないかねえと思ってしまう。もっといい例えは一昔前のジャイアンツだ。四番バッターばっかりそろえても面白い野球なんてできない。仮に一発攻勢で勝ったとしてもそんなのは面白くないのだ。 そんな感じ。FFってジャイアンツ式野球じゃないかなってね。もちろんプレイしてないから邪推です(笑) さっさとあのシリーズは終わらせるべきなんだよね。純粋なクリエイトとしてはね。RPGという形式それ自体が最早限界なんじゃないか。ゲームから乖離した映画的ドラマなんてゲームに必ずしも必要じゃない。むしろそうじゃない部分で勝負すべきなんじゃないだろうか。だけれども肥大化したグループワークの悪循環かな、回遊していないとくたばるマグロと一緒で、次々に新作を作らないと会社はポシャってしまうわけで、多分延々と作らなきゃならないんだろうね。 ともあれ僕はRPGはファルコムで十分な人なので(笑) FFが大金かけて作られれば作られるほど憐憫のまなざしを向けてしまうのです。アレだけカネかけたらたくさん売らなきゃならない。だけれども、たくさん売れることを継続するというのはアクマに魂を売り払うことだからね(笑) 小学生から大人まで一様に没入させ感動させるなんてものは不可能とは言わないけどかなり限定される。こぎつねヘレンだっけか、いやセカチューでもいいや(笑) あんなのの亜流を十連打でもされて見なさいよ、セカチューⅦとかさ(笑) 何人白血病で殺すことになるんだ。気が狂うぜ(笑) 久方に聴く古代ぶし。うん、FM音源バリバリな、ノリノリな、そんな僕にとってのノスタルジー。いいんだよ。イカすんだよねこの曲調。 < 前のページ次のページ >
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![]() by j_or_d カテゴリ
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